2007-02-04

タイムスリップ 自分を傷つける場合

時間の流れに対する認識の仕方が二通りある。

一つは時間の流れは一つの川のようにあり、時間の流れは川の流れのように、起点からひたすら流れる一本の軸。この場合、タイムスリップすることはイメージ的に、軸の進行方向とは逆の方向へ進み(あるいは飛び)、そのことで過去へさかのぼる。
二つ目は、今存在している世界は無限の川の流れがあり、それぞれの起点がほんの少しづつ微妙にずれている、パラレルワールド状態。この場合、時間を戻すことは今ある軸の前の時点に戻るのではなく、時間的にずれている、平行して存在する別の軸に移ることを意味する。

ではここからはその二つのそれぞれについて考えてみる。でもその前に、最終的な結論を述べておく。(前半は三人の話し合った結果であり、後半は自分が推測したものである。)

タイムスリップをたとえ出来たとしても、一旦過去として存在したことをは変えることはできない。「過去」という過去は変えられない。そして、未来については常に未知であり、全ての可能性を含む。

と言うことです。いつかタイムマシーンが出来たら、これまでの全てのことを都合よく変えることが出来ると思っているあなた、残念です。「過去」に対する結論は僕たちが出したものにせよ、ニュートン(雑誌のね)の出した結果にせよ、以上の通りです。


先ず、一本軸の場合。
先ず考えたのは、もし、未来から来た自分が、過去の自分を傷つけた場合、どういう風に本人が認知することになるだろうか。

一本軸の場合、二通りの時間の存在がある。一つは、主人公の視点の時間、もう一つは物理的な時間。それぞれ考えてみる。
先ず主人公の場合を考えると、未来の自分に傷つかれた時点は、誰に傷つかれたと言うことをすぐには分からない。たとえ、顔を見たとしても、自分に似た人とまでしか分からない。それが時間がたって、その人がタイムスリップして昔の自分(傷つかれていない)の時に戻ったとする。そのとき自分を傷つけてしまった瞬間に、自分の持っている古傷が現在の自分によって作られたモノだと認識する。最も、突発的なアクシデントだと、過去の自分を木津つけたことにすら気づけなければ、一生分からないままになる。
流れ的には同じで、もし、いつかタイムスリップが出来たら、自分を傷つけてみようと思ってやろうとしても、実際傷つける瞬間まで、それを確定できない。この意図的にやることにつては、一番最後に詳しく書く。
こう考えると、物理的にも矛盾が生じない。つまり、無限ループが成立する場合、このタイムスリップは成り立つ。
このことは逆に、もしかしたら、最初に僕がドラえもんに抱いた疑問が解けるかもしれない。これについてはまだ詳しく考えきれていない。
とりあえず、結論が一つ。
「無限ループとして成り立つループは一本軸では成り立つ。」

このシチュエーションをパラレルワールドの場合で考えてみる。
パラレルワールド間を行き来することでタイムスリップする、と言うことを条件にするときに、傷つけられた自分を傷つけた自分は異なる軸にいる。
全ての軸を並べて考えると、一番ススンている軸a軸にいる自分が、p個の軸を経立てた進みの遅いb軸に行き、そこにいる自分を傷つける。
ちょっと整理すると、a軸にいる自分が、p個の軸の前にあるb軸に移動して、そこの自分を傷つけて、再びa軸に戻る。
この場合、もしパラレルワールドで全て同じ営みが行われるとしたら、a+1軸でもa軸のようにb+1軸へと移動し、そこの自分を傷つけ、a+1軸に戻る。この繰り返しがp+1回存在する。a~a+p軸まで同じことが繰り返され、また、b~b+p軸でも同じように続いて行われる。数学の帰納的に考えると、この世界に存在全ての軸(a軸を起点と見れば、+∞~-∞の全ての軸)で同じことが行われる。つまりこれもひとつの無限のループとして存在し、成り立つ。

つまり、世界の構造はどうであれ、未来の自分によって傷つかれることは可能と言うことです。
しかし、注意してもらいたいことは、パラレルの場合は、一本軸と違って傷つける人と傷つく人は違う次元にいる「別人」であることは頭に入れておいてください。

長くなりましたが、今回はここまで。
次回は未来過去を変える二つ目のパターンのことについてです

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